久留米天使園

敷地は、福岡県久留米市の閑静な住宅街の高台。

小規模グループケアを推進する昨今の流れを踏襲しつつ、つながりを大切にした"いえ”としての施設を目指した。

本作は、居室、共有スペースを一つのユニットとして構成しており、

各ユニットをすっぽりと覆う"おおきなやね"をデザインモチーフとする事で2階建の"いえ"としての機能を持たせている。

また、計７つからなる各ユニットを接続した建造物とする事で、

施設内でありながら"いえ"から"まち"に生活空間を連続させ、住居型施設の閉塞感を打ち消す試みを行なっている。

グループケア施設ながら、社会との関わり方への学び、気づきを模索した一作。